使い方C 〜画像エンコーダ〜
☆画像エンコーダ
この付属ツールの画像エンコーダをしようすると、簡単に透過画像が生成できます。
そして、独自のファイル構成になっているので、暗号化もされており、見られる心配がありません。
・・・そのはずです。
☆使う意味
実際キャラクター画像ファイルを扱う時、透過を行わなくてはいけません。
そうすると、必然的にGIFファイルか、PNGファイルを使わないとキャラクターの表現ができません。
しかしここで問題があり、GIFファイルは透過情報を保持できるのですが、256色しか使えないという難点があります。
ならばPNGファイル?となるわけですが、
実はJAVA上ではPNGファイルを描画する際、とても重い処理となってしまうのです。
何でかって?知りません(笑
でも何度か実験してみて、あきらかにPNGファイルが原因で重くなりました。
1回のみの描画(ビジネスアプリケーション等)なら、特に問題ないのですが、
ゲームでは1秒間に何回も描画しなくてはいけません。(いわゆるフレーム処理ってやつ)
なので、PNGファイルを扱うのは大変苦しいのです。(もちろんこれを突破してPNGを使う人もいます。てかいました。)
しかし、PNGファイルの特徴の一つである”アルファブレンド”要素は欲しい・・・
そんなわけで、どの画像ファイル(と言っても代表的なのだけ)でも出力できるエンコーダがあれば便利でしょう。
このエンコーダはJPEG、BMPファイルはもちろん、GIFもPNGを入力とし、ツール上で透過処理も可能となっています。
そんな感じで以下使い方を。
☆使い方
ツール起動時画面です。
画像を受け取る+表示するエリアが右側にあり、左側で出力の設定を行います。
基本的に「背景」ファイルは透過をする必要がないので、
このデフォルトの設定で一気にドロップするのがベストだと思います。
まぁ特に暗号化しなくていいのなら、使う必要はありません。
また、背景画像もキャラ画像もそれぞれ圧縮するかどうかを選択できるようにしています。
圧縮すれば、大分軽くなりますが、それなりにパフォーマンスが下がります。
無圧縮だと、パフォーマンスはよくなるのですが、かなり重くなります。
おすすめの設定は、背景画像は無圧縮、キャラ画像は圧縮するといいです。
次に「キャラ立ち絵」を選択した画面です。
この状態にすると、赤枠の部分が操作可能になり、透過の指定が可能となります。
この設定だと、ドラッグ&ドロップで出力するので、完全にツール任せになります。
各々の説明を簡単にします。
指定法 | 処理 |
---|---|
そのまま | 特に透過処理をすることなく出力します。 (すでに透過したGIFやPNGファイルに効果的です) |
(1,1)色抽出型 | 対象画像の一番左上の色を全て透過します。 |
マスク適応型 | ”m_対象ファイル名”をマスクファイルとし、マスク処理する。 |
でも基本的に透過する時は、一枚一枚確認しながらやった方がいいと思います。
出力方法を「編集型出力にすると、以下の画面になります。」
やり方は非常に簡単です。
まずは(1,1)色抽出型から説明します。
まず透過したい部分をその画像で使ってないであろう色で塗りつぶします。
ここではピンクに近い色でやります。
そして、その画像をツールの表示エリアにドロップします。
すると、画像が表示されるので、後は「(1,1)色抽出型」ボタンを押すだけです。
そうすれば、透過されます。
後は「出力」ボタンを押すだけで、そのドロップした画像と同じフォルダに画像ファイル(.imyファイル)が生成されます。
そして、IMYファイルを表示画面にドロップすると、確認することができます。
こうして透過が成功しました♪
しかし、使わないであろう色を使ってしまったために、境界線がちょっと目立ってしまいます。
こっちの方法は手軽にできる分、デキはいまいちです・・・
しかし、薄い色を選択すれば少しは綺麗に出力されます。
もし間違って、画像中の色を使ってしまうと、
と、悲惨な画像ができてしまいます。
次はもう少し綺麗にできる、マスクタイプを説明します。
一度はゲームを作ろうとしたことがあれば、聞いたことはあると思います。
聞いたことない人はそんな難しいことではありません。
マスク処理とは元の画像にマスクをかぶせて、透過すると言う処理です。
はい意味不明(笑
図の方が分かると思うので、以下の様なイメージです。
このような形で透過処理を行います。
なので、マスクの精度がよければ、より綺麗に出力できると言うわけです。
でこのツールではマスクファイルを、”m_透過したい画像名”として用意していただきます。
例えば、「mana.bmp」のマスクファイルは「m_mana.bmp」になります。
準備はこの2ファイルだけです。
んで、まず透過したい画像をドロップします。
ここまでは一緒です。
そして、「マスク適応型」ボタンを押します。
もしマスクファイルが見つからない場合、警告を出してくれるので、それに従ったマスクファイルを用意してください。
で適用できると、透過処理が行われます。
後は「出力」ボタンを押すだけです。
とここで一点きになるのは、マスクファイルをミスってしまうと、透過できていない部分ができてしまいます。
マスクファイルを作るときはここに気をつけてください。
画像エンコーダの説明は以上です!
これで基本的な使い方は大丈夫のはずです。
後は命令を使って、シナリオをお書きください。